ほめ方や叱り方がわからない飼い主さんへ

猫を上手にほめて、適切な叱り方をすればお互いに良い関係を築くことができます。「犬じゃないから誉めても喜ばないだろう」と思っているのは大間違いです。猫も好きな人に「かわいいね」や「いい子だね」と言われると嬉しくなります。逆に「これはダメ!」と言われて怒られると嫌な気持になりもうしたくないと思います。犬のように目に見えて分かりませんが、きっと答えてくれるでしょう。

 

【猫のほめ方】

 

猫を褒めるときは良いことをしたらすぐに褒めましょう
時間が経つと猫は何のことか忘れてしまいます。例えば玄関に迎えに来たとき、その場で褒めてあげる。トイレを上手にできたときすぐに褒めてあげる、名前を呼んで反応したら撫でてあげるなどその場で対応してあげるのが良いほめ方です。
猫を褒めるときは大げさに褒めましょう。猫はちょこっと褒めただけでは伝わりません。笑顔で声を高くし、好きな部分を撫でてあげると効果的です。猫が「もういいよ!」となるぐらいまでたくさん褒めてあげると良いです。
褒めるときは頭や顔のまわり、しっぽの付け根などその猫が好きな部位を撫でてあげると効果的です。

 

*特に子猫の時期が大切
子猫の時期は、他の猫との社会性を身につけると共に、飼い主との信頼関係を築く大切な時期です。
この時期に厳しくしつけをしすぎて叱ってばかりだと嫌われたり臆病になったりしてしまいます。
猫は一度嫌な思いをするとずっと覚えているのでそこから信頼を取り戻そうとするのは容易ではありません。
この時期はトイレを覚えたり、自分の名前を覚えるのでその時にいっぱい褒めてあげましょう。

 

【猫の叱り方】

 

猫を叱るときはその瞬間でなければ意味がありません。
そもそも猫は自分が悪いことをしたとは思っていません。
自分のしたいようにしただけ、という感覚なので怒られても何のことか分からないのです。
だからと言って猫の好き放題にさせていると、粗相をしたり、食べ物を荒らしたり、部屋をぼろぼろにされるかもしれません。
それでは私たちの生活にも影響が出てしまうのでそうならないようにも叱るということは大切になります。
猫を叱るときは褒めるときよりも慎重にしなければなりません。

 

一番避けた方が良いのは叩いたり、体を掴んで逃げられないようにして怒ることです。
猫は攻撃されていると思い、恐怖で暴れたり噛みつくなど攻撃したりします。
また、その後怖がって近寄らなくなったり、体を触らせてくれなくなったりと一気に信頼関係が崩れる恐れがあります。特に臆病な猫にはやらないでください。

 

猫を叱るときに効果的なのは、悪いことをした瞬間に低い声で「あ!」と大きな声で行動をやめさせることです。
普段の声より高い声は褒めるとき、低い声は叱るときなど音で判断させるのが良いでしょう。
猫は目はあまり良くないですが耳は良く、飼い主が怒っているという雰囲気を察知することができます。
むやみに怒らなくても、この行動をすると嫌なことが起こると学習させれば自然とやらないようになるので時間をかけてしつけをしましょう。

 

*怒り過ぎは逆効果
人間の都合や気分によって怒ったり、ちょっとしたことですぐに怒ったりすると猫は強いストレスを感じます。
すると余計に悪さをしたり、粗相をするなどの問題行動が増えるだけでなく、ストレスによる脱毛や体調不良を起こしてしまう可能性があります。
怒り過ぎはやめましょう。